ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長が行ったとされる性加害問題について、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が謝罪コメントを出した。1980年代後半からジャニー氏による性加害を告発してきた元ジャニーズJr.の平本淳也氏(56)は「怒り心頭」と話した。

 平本氏は13歳から18歳までの間、「合宿所」と呼ばれていたマンションに出入りしていた。田原俊彦、近藤真彦、シブがき隊、少年隊などのバックダンサーを務めながら、芸能活動を行った。

「合宿所に泊まるとジャニーさんに迫られて、複雑な気持ちになりました。『ユー、もうすぐデビューだね』などと言われながら、ジャニーさんからキスをされたりしました。他のジュニアとジャニーさんの行為を目撃して怖くなりました。ただ、ジャニーズ所属時代の末期にはジャニーさんに帯同して芸能界のあらゆる場面を見せてもらいエンターテインメントを勉強させてもらったのは感謝しています」

 その後、ジャニーズ事務所を辞めた平本氏は1989年から性被害を告発してきた。

「5年前にBBCからアプローチをいただき、今に至るわけですが、BBCに異常な状況を理解していただくのに時間がかかりました」

 謝罪したジュリー氏は「問題がなかったとは一切思っておりません」とするも、性加害の事実認定は避けた。さらに「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」とした。

 平本氏は「ジュリーさんは、何に対して謝罪しているのでしょう。自らが認めてない被害者に対して頭を下げているのか、不思議でなりません。見事なまでにシラを切り、告発や訴えにある事実を認めようとはしない姿勢を打ち出した一方的な会見こそ、許されない態度ではないでしょうか。まさか全てを『知らない』で押し切ろうとするとは思いませんでした。ジュリーさんの今回の会見に僕は怒り心頭です」と話した。

ジャニーズ事務所60年目の大激震 | 東スポWEB

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