武雄競輪GⅢ「開設73周年記念 大楠賞争奪戦」は25日の最終日、12Rで決勝戦が行われ、悠然と後方8番手で戦況を眺めた脇本雄太(34=福井)が前団を瞬く間にのみ込み圧勝。1月の豊橋記念以来、通算14回目のGⅢ制覇を4連勝のおまけつきで決めた。
絶対王者が4日間、圧倒的パフォーマンスで魅せた。今節は新山響平のデキが抜群に良く、決勝は逃げた伊藤旭が猛然とフカしスピードが上がっていただけに、さすがの脇本でも厳しいかと思われた。
しかし、武雄特有の長い直線を上がり10秒9のハイスピードで軽々と突き抜けた。「雨の中〝視野を広く〟と心掛けて走った。雨を意識して踏んだ割にはタイムが出ました」と冷静な判断が内容を輝かせた。
今シリーズは持病の腰痛も「高知よりは良くなっていた」ことでレースに没頭できたのも勝因のひとつだ。
「余裕はないけど戦えないわけでもない。残り数日でスイッチを入れます。弾みをつけて挑みたい」。直後に控える平塚GⅠ日本選手権競輪へ向けて気持ちを入れ直していた。












