岸田文雄首相(65)が22日、衆院和歌山1区補選(23日投開票)の自民党候補応援のため再び和歌山入りし、同党の演説会に登壇した。

 15日に雑賀崎漁港で爆発物を投げ込まれた事件から1週間。和歌山城周辺のホテル前で行われた演説会場では、1時間前から手荷物検査が行われ、金属探知機を持った警察官が警備する物々しい雰囲気に包まれた。それでも、約2500人の聴衆が集まった。

 冒頭、岸田首相は「1週間前に爆発事件があった。漁港に集まったみなさんには大変なご心配、ご迷惑をおかけしたことをおわびしたい。多くのみなさんの協力、勇気と行動力があったから、私はこうしてこの場に立っている」と感謝の言葉を並べた。

 その上で「観光資源に恵まれている和歌山県にインバウンド消費を促したい」と経済政策に言及。さらには「国土強靭化」「外交・安全保障」「少子化対策」についても自民党の考えを訴え、最後に「みなさんの力を与えていただきたい」と締めくくった。

 岸田首相はこの日の演説に先立ち、木村隆二容疑者を取り押さえた漁港関係者と直接面会して謝意を伝えた。