13日放送のTBS系「ひるおび」では、現在日本本土に飛来し、問題となっている黄砂について気象予報士の森朗氏が解説した。

 森氏は1989年の工藤静香のヒット曲「黄砂に吹かれて」を紹介しながら「黄砂は昔から日本に来ていて、風物詩だったんです」と指摘。

 それが「90年代になって砂漠化の問題や、中国の工業の発展で環境問題になってきたんです」と黄砂に対する見方が変化してきた理由を解説した。

 2000年代になると光化学スモッグ発生が問題となり、黄砂との関連性も指摘されるようになった。その後、黄砂にカビ菌や鉱物などが付着していることで健康被害が発生するようになったというわけだ。

 森氏は今後について「今週末雨が降って、今の黄砂は洗い流されますが、来週また黄砂が飛来してくる可能性が強い」と話した。