俳優の木村拓哉(50)主演の月9ドラマ「風間公親―教場0―」(フジテレビ系)の初回が10日に放送され、平均世帯視聴率は12・1%とまずまずのスタートを切った。ただ二けた維持が至上命令のフジ局内は決して安心していない。その理由とは――。
警察学校を舞台に、木村演じる白髪の教官・風間公親(きみちか)を描くミステリー。2020年と21年にスペシャルドラマとして放送された。3作目となる今回の連ドラでは風間が警察学校に赴任する前、新人刑事の教育係を務めていた時代が描かれる。
初回では警官・瓜原潤史役の赤楚衛二が、刑事のスキルを学ぶ「風間道場」入りを命じられ、事件を解決していくというストーリーで、2つの殺人事件が発生した。一つ目の事件は、内田理央演じる「日中弓」という女性がタクシーの中でホストクラブオーナーを刺殺するというもの。殺害されたホストクラブオーナーが残したダイイングメッセージを風間が解いて、逮捕にこぎつけた。
ダイイングメッセージというのは、殺されることを分かっていたホストクラブオーナーがタクシー運転手に道路を通らせ、通った道を地図で見ると「日中弓」という漢字が浮かび上がるというものだったのだが…。
「『殺されると分かっていたら逃げろよ』とか『謎解きに無理がある』などとツッコミが入っていました」(芸能関係者)
ツッコミどころ満載のストーリーに加えて、かえって問題になりそうなのが〝豪華キャスト〟だ。すでに新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太らの出演が発表されている。だが初回に登場したのは、赤楚だけだ。
「完成披露試写会の時はキャストが勢ぞろいしましたが、毎回全員が出てくるわけではないのです。それこそガッキーの出演は2話分くらいと聞いています。それぞれが順番に出てきて木村演じる風間と物語を繰り広げていくのですが、肩透かしに感じる人はいるでしょう」(制作会社関係者)
初回の平均世帯視聴率12・1%というのは、今年スタートの民放連続ドラマでは最高の数字。「ただフジ局内からは、放送後の反応を見て『安心はできないね』という声も出てきている。キムタクの月9に豪華キャストと期待感は大きかったですから」(同)
木村は昨年4月期の「未来への10カウント」(テレビ朝日系)で自身の主演ドラマ初の視聴率1けたを記録してしまった。もちろん、フジとしては絶対に同じ轍を踏むわけにはいかない。〝キムタクの月9〟というブランドを守らなければいけないということに加えて、先を見据えているからだ。
「連ドラの次は映画化を計画しています。フジにとっては映画『マスカレード・ホテル』の『マスカレード』シリーズの後釜として考えているのです。それだけに今回、1けたに陥落するようなら計画が狂う恐れがあるため、必死なのです」とは前出芸能関係者だ。
これからドラマ終了まで、フジは2けたを維持するべく大々的に宣伝攻勢を仕掛けていくというが、数字をキープすることはできるか。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)












