【東スポ音楽館】演歌歌手・島津悦子がデビュー35周年記念第2弾シングルとしてリリースしたのが「おんな紅」(作詞・麻こよみ/作曲・岡千秋)だ。前作の35周年記念第1弾シングル「絆~きずな」とはまた違った艶歌(つやうた)だ。

 ――どんな作品ですか

 島津「愛してはいけない人を愛してしまい、思いを断ち切ろうとするんですけれども、なかなか断ち切ることができず、その人を待ってしまう。そんな切ない女性の心を歌っています」

 ――前作「絆~きずな」が幸せ演歌。今回は雰囲気がガラッと変わった

 島津「デビュー曲の『しのび宿』(1988年)に“妻あるあなたに 恋をした”という歌詞があるんですが、こういう艶歌を長く歌わせてもらっていたんです。だから、今回の作品は本来の島津悦子の原点に戻った作品かなと思います」

 ――この曲は2006年に作られた

 島津「もともと『余呉の雨』という歌のカップリング曲だったんです。その時、カップリングにはもったいないねって話になり、もうちょっと温めようってなったんです。ここ数年は『絆~きずな』のように幸せ演歌を歌ってきましたが、そろそろしっとり系が歌いたいなって話になって、そういえばお蔵入りになった曲があったよねって引っ張り出した曲なんです」

 ――島津さんの中で引っ掛かっていた曲

 島津「自分の型というか、曲調も詞の世界観も私の原点だなと感じてます。35年という節目に、初心に戻るというわけではないのですが、自然体で入っていける曲だと思っています」

 ――35周年はどんな年でしたか

 島津「昨年10月に浅草公会堂で俳優の松井誠さんと特別公演で本格的な時代劇にチャレンジできたことが、私にとって大きな出来事でした。普段、私は1人で歌っているので、劇団のみなさんと一緒に舞台をつくり上げていくというのが、すごく心地よかったし、楽しかったです」

 ――稽古はいかがでしたか
 島津「みんなで踊るシーンがあったんですが、日本舞踊とはちょっと違う足の動き方もあって苦労しましたね。そのせいか本番5日前に左足を肉離れしちゃいまして」

 ――大丈夫でしたか
 島津「痛いままでしたが、本番は薬を飲みながら何とかやりました。でも、本当にお芝居をやりたいですね。松井さんに芝居心があるって言われたので、またやりたいです」