玉野競輪GⅢ「開設72周年記念 瀬戸の王子杯争奪戦」は29日、最終日を迎え、12Rで決勝戦が争われる。注目は3日目の準決11Rで鮮やかなまくりを決めた坂井洋(28=栃木)だ。

 準決で坂井は地元・太田海也を先頭にした中四国4車を後ろに置きつつ、逃げた近畿勢の3番手を確保。まくって来た太田に合わせるようにバック手前からスパートすると、稲川翔のけん制を乗り越えて佐藤慎太郎とワンツーを決めた。

「(切りにいった)三谷(竜生)さんがすごいスピードだったし、車間的に(太田が)突っ張る感じではなかったので、近畿勢にスイッチした」。この判断が勝敗を分けた。

 仕掛けた際も「全然整ってはいなくて、余裕もなかったけど(前が)2車だし、無理やり行った感じだった」と振り返った。

 今節は2勝を挙げているが「感触はそこまで良くはないし、今日(準決)もイマイチ。それでも1着は取れているし、大丈夫だと思う」。そう話した後で「決勝に乗れてホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

 1月の豊橋以来、今年2回目の記念決勝の舞台に「乗れたからにはしっかり狙いたい」と力を込めた。森田優弥の先導を得て2021年11月の四日市以来、自身2回目のGⅢVに挑む。