タレントの梅沢富美男(72)が、ノーメイクでテレビ局に行ったら玄関で止められ酷い扱いを受けた過去を告白した。4月7日に出版する「句集 一人十色」の発売記念会見(24日、都内)でのこと。

 梅沢はもともと剣劇一座の息子で、「下町の玉三郎」と呼ばれる女形スターだった。テレビ初出演は1982年、TBS夏クールの「淋しいのはお前だけじゃない」という連続ドラマ。

 本人によれば「その時に、僕は3部(3話)までは素顔、一回も出なかったんですよ。全部女形の顔なんです。あの美しい、この世のものとは思えない、あのキレイな梅沢富美男しか出なかった」という。その当時、素顔で局入りしようとしてハプニングに見舞われた。

「『リハーサルがあるから来い』って言われて行ったら、玄関で胸突かれましてね、『どちらさまですか?』って。『いや私、出演者ですけど』って言ったら『いや、ウソ言うんじゃない!』って言われ、酷かったんですよ!」

 梅沢はこの年の秋、女形で歌う「夢芝居」でレコードデビューし、翌83年に大ブレークした。近年は〝ご意見番タレント〟として、バラエティーや情報番組、CMに引っ張りダコ。

「お芝居やったり踊ったり、歌ったりって、1人の役者がいろんな役をやって、で、素顔のこの顔が女形やって売れたわけですから…」(本人)。というわけで、初句集のタイトルには「1人がいろんな色を出せるんだ」という思いを込めたそうだ。