初代林家三平さんの妻で、エッセイスト・海老名香葉子さん(89)が9日、東京・上野にある「慰霊碑・哀しみの東京大空襲」と「時忘れじの塔」で、東京大空襲の犠牲者を追悼する「時忘れじの集い」を行った。

 1945年3月10日の東京大空襲では、12万人以上の市民が犠牲になったとされる。

 東京大空襲で家族6人を亡くした海老名さんは、戦争孤児の1人でもある。「ウクライナの人を見て、私もあの時親を亡くして、1人でさまよっていたなと。食べるものもなかった。それと同じような状況が起きています」と語った。

 平和を願った曲「ババちゃまたちは伝えます」は、園児らによって生歌唱された。

 同曲で海老名さんは、作詞を担当。今年2月のある夜、ウクライナについてのニュースを見たことで、自分の思いを原稿用紙につづった言葉だという。

 海老名さんは「あまりにも悲しくなって筆ペンで、無我夢中で書きました。原稿用紙に心をぶつけました。するとある人に『これは世界に見てもらうべきだ』と言われて」と明かし、「いろんな方たちから『歌います』と申し出があって、びっくりしています」と述べた。

 歌に込めた思いについては「現にまだ戦争は続いています。戦争が起きたことは悲しい。少しでも役に立てたら」と語った。