反戦発言で国内ツアーを中止にされたロシアの歌姫・マニージャ(31)が、海外ツアーを強行すると欧州放送連合のメディア・ユーロニュースが7日、報じた。
マニージャはタジキスタン出身で、ロシアで歌手として成功を収めた。2020年に国連難民機関のロシアの親善大使を務めた。21年にユーロビジョン・ソング・コンテストのロシア代表となった際、中央アジア出身ということでロシア国内で賛否が出たが、決勝進出し9位となった。
幼いころにタジキスタンの内戦を経験したことから反戦の立場を貫いており、ウクライナ侵攻が起きると、「ロシア国民の意思に反する」「兄弟間の対立」などと批判してきた。戦前は毎月多くの公演を行っていたが、戦争が始まると反戦の立場を表明すると主催者に国から圧力があり、公演はすべてキャンセルとなった。
しかし、自ら「キャンセルされていないツアー」と銘打ち、資金をためてツアーを行うことになった。3月にキルギスタン、カザフスタン、トルコ、イスラエル、キプロスなどを回る。
マニージャは「私は世界中でこの種の戦争を止めるように促す必要があります。私は愛と人間性を武器に戦争と戦います。マーベル映画のように聞こえるかもしれませんが、そのとおりです。続けなければなりません」と話している。
ツアーの収益の一部はウクライナ侵攻の難民支援のために、ほかはトルコ・シリア大地震の被災者支援のために使われるという。










