メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領(69)が26日、自らのツイッターにマヤ文明の民間伝承にある妖精の写真をアップし、話題になっている。

 オブラドール大統領は「3日前にマヤ観光鉄道の技術者が撮影した写真です。どうやらアルクスのようです。神秘的です」として、画像をアップした。アルクスとは、森に住む小さな妖精で、人にいたずらをしたり、物を隠したりするという。しかし、その画像は、真っ黒な顔で、頭にターバンを巻き、目が光り、樹上の幹にしがみつく不気味な生物のようなものが写っている。いたずら好きな妖精と言われると、かわいく見えなくもない。

 オブラドール大統領は2018年に就任し、マヤ観光鉄道建設に着手。先住民族の文化と信仰に敬意を表し、儀式などに出席してきた。23年末までの鉄道完成を目指している。

 大統領のツイートに対し、人々から「冗談かと思ったら大統領のツイートだったよ」「大統領の実績と同じぐらい本物の画像です」などのコメントがついている。

 しかし、大統領が「技術者が撮影した」という写真は、実は21年1月、メキシコ北東部ヌエボ・レオン州である男性が撮影したもの。当時、地元メディアで「奇妙な生き物だ。魔女ではないか」と、騒動になった。

 いずれにせよ、正体は不明だが、大統領がアップした画像は最近撮影されたわけではなく、2年前のものだったようだ。