高知競輪のG1「第38回全日本選抜競輪」(優勝賞金3642万円)は26日、12Rで決勝戦が行われた。古性優作(32=大阪)が脇本雄太(33=福井)の鐘3角カマシに乗り、怒とうの勢いで突き抜けて優勝。4度目のGⅠ制覇を大会連覇で飾るとともに年末の立川「KEIRINグランプリ2023」の切符獲得第1号となった。

 脇本雄太と古性優作。競輪界を代表するゴールデンコンビが昨年の平塚「KEIRINグランプリ2022」に続きGⅠの大舞台で結果を出した。

 勝者はゴール後、かみしめるように右手を掲げて喜びをあらわにし、ウイニングランで脇本に声を掛けられると、脇本をたたえるしぐさで敬意を表した。古性は「脇本さんと連係をするといつも選手としての格の違いを感じる。味方なんですけどね。脇本さんの作戦はボクもわからない(笑い)。あんな早く駆けると思わなかったし、何も考えず付いていくだけでした」と以心伝心、相棒にゆだねるだけだった。

 今年は近畿でラインを組みタイトルをゲットした。近畿地区は昨年引退した村上義弘氏を中心に、ラインの絆を何よりも大事にする鉄の結束を誇っており、古性にもその気質は脈々と受け継がれている。「村上さんが引退されて近畿の選手としての真価が問われている。その中で結果を出せた」と、ホッとしたのは村上イズムを継承していく男の覚悟と本音だ。

 この先はまだまだ大勝負が続く。「脇本さんとはうれしい思い出もあれば悔しい思い出もあった。これからも一緒に頑張っていきます。一戦一戦(タイトルを)取れても、取れなくても攻めていきます!」

 年末の立川「KEIRINグランプリ2023」の切符を手にしても、守りに入ることなく、前へ前へと突き進んでいく。