豊橋競輪GⅢ「開場73周年記念 ちぎり賞争奪戦」は29日、いよいよ最終日を迎える。決勝戦では、地元・中部勢の山口拳矢(27=岐阜)に期待が集まる。

 28日に行われた準決10Rは、SSの松浦悠士(32=広島)が相手。練習仲間の志田龍星(25=岐阜)のまくりに乗って抜け出した。

「志田の先行1車だから、松浦さんが行っても追わずにって作戦でした。フタをされた時はどうなるかと思ったけど、(松浦が)行ってくれて一番いい展開になりました」

 本調子ではない松浦が駆けても、志田ならまくれると判断。結果的に岩津裕介(41=岡山)のブロックで止められた志田は5着。2人で決勝へ行くならベストの作戦で「決まったと思ったけど…」と残念がった。

 自身は2日目から以前のギアに戻して良化。3日目は「なじんできました。人の後ろだけど全然、余裕があったし、感触は準決が一番良かったです」と1着突破には白い歯を見せる。

 記念初優勝を果たすには脇本雄太(33=福井)を倒さなければならないが、準決12Rで脇本が坂井洋(28=栃木)の先まくりを乗り越えるシーンを見て「洋さんでアレでは…。どうすればいいですか」と苦笑いし「とりあえずライン2車でやるだけやってみます」。

 ただ挑戦者の分、気持ち的には楽。持ち前の勝負強さでグランプリ王者に立ち向かう。