元大関が連勝街道を突き進んでいる。大相撲初場所8日目(15日、東京・両国国技館)、元大関の十両朝乃山(28=高砂)が十両豪ノ山(24=武隈)を下して初日から8連勝。十両で唯一の全勝を守り、中日勝ち越しを決めた。土俵際まで押し込んでから反撃を許す場面もあったが、最後は小手投げで土俵に転がした。

 取組後は「立ち合いで相手が変わったのはよく見えていた。土俵際まで持っていって決めないといけなかった。相手に中に入られたのは反省点」と自己分析。中日給金にも「自分の中では通過点。また明日から切り替えていきたい」と場所の後半へ目を向けた。

 2017年名古屋場所以来、5年半ぶりとなる十両の土俵では豪ノ山や狼牙(23=二子山)ら20代前半の若手と対戦。「場所前から若い関取衆と当たると思っていた。場所で肌で感じて、僕も刺激になった。若い子たちに負けないように攻めていきたい」と触発されている。

 今場所で好成績を残せば、3月の春場所で幕内復帰が可能。全勝優勝の期待も高まる元大関は「周りの声は何も聞かないように。一日一番だけを考えている」ときっぱり。あくまでも目の前の相撲に集中していく構えだ。