〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント、「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(28日、東京・両国国技館)の前日会見が27日、都内で行われた。会見終了後には大会プロデューサーの谷川貞治氏(61)が、対戦カードの〝舞台裏〟を明かした。

 同大会では、木村〝フィリップ〟ミノルVS矢地祐介、イゴール・タナベVSメルヴィン・マヌーフ、「新日本プロレス提供試合」の柴田勝頼VSトム・ローラーなどが並んだ。谷川氏は「あまり苦労しなかった」とした上で「最初の自分の考えた構想とは違った。プロレスラーがMMAをする構想だった。ただ、残念ながら現れなかったが、最後の最後に柴田選手が出てくれ、それからはどんどん決まった」と話した。

 一方、参戦が実現しなかった〝超大物〟もいる。谷川氏は「今だから言えますけど…」と前置きした上で「WWEに中邑真輔をオファーしました。猪木さんの持っていたWWF(現WWE)世界マーシャルアーツヘビー級王座をかけて異種格闘技戦で、やろうと。めっちゃ断られました」と苦笑いした。

 猪木さんのまな弟子だった中邑は、来年1月1日のノア日本武道館大会でグレート・ムタと激突する。谷川氏によると「そのウワサを事前に聞いていて、じゃあ(猪木祭りが)ちょっと前にあるから出てほしいと、真剣にオファーした」というが、プロレスのリングを使用するなどの諸条件が合わなかったという。

谷川貞治プロデューサー
谷川貞治プロデューサー


 
 しかもその対戦相手には…「タイソン・フューリーをお願いしました」と仰天告白。ボクシング界屈指の人気者で〝ジプシー・キング〟ことWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)を模索したという。

 フューリーは3日にロンドンで同王座3度目の防衛を果たしたばかり。中邑―フューリーの異種格闘技戦が実現していれば、猪木―モハメド・アリに近づく夢のカードだったが…。谷川氏は「猪木祭り」を来年以降も年1~2回開催したい意向で、「タイソン・フューリーは今度出しますよ」と果てしない野望を口にしていた。