放送批評者懇談会は16日、日本の放送文化の質的な向上を願い、テレビ・ラジオの番組や関係者に贈る「ギャラクシー賞」の今年度上期の選考結果を発表。テレビ部門の入賞作品に、「カムカムエヴリバディ」「あなたのブツが、ここに」のNHK朝と夜の連続ドラマなど計7番組が選ばれた。

 60回目となる今回のギャラクシー賞。上期は4月1日~9月30日の放送が対象で、昨年11月に始まった「カムカムエヴリバディ」は4月8日が物語の最終回だったため、同賞の該当期間の放送はわずか1週間ながら入賞となった。

「カムカム――」は、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈が3人のヒロインを演じる異色のスタイルが注目された。初回の世帯平均視聴率は16・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ=以下同)と最近の朝ドラとしては高くなかったが、終盤ごろから上がり、最終回は番組最高の19・7%に。一部から「朝ドラ史上最高」とも評された。

 月~木曜午後10時45分の「夜ドラ」枠で8月22日~9月29日に放送された「あなたのブツが、ここに」は、仁村紗和演じるシングルマザーのキャバクラ嬢が、コロナ禍による失職から宅配ドライバーとして奮闘する物語。過酷な労働や元夫の〝つきまとい〟などリアルすぎる描写や懸命に生きるヒロインの姿が共感を呼び、視聴者の評判は朝ドラ「ちむどんどん」を上回る勢いだった。