柔道の講道館杯全日本体重別選手権(29日、千葉ポートアリーナ)、女子57キロ級で東京五輪銅メダルの芳田司(27=コマツ)は決勝で玉置桃(28=三井住友海上)に指導3の反則負けで準優勝に終わった。

「目いっぱい楽しんでやろうと思って挑んだけど、優勝できなかった」。試合後の芳田は悔しさをにじませつつ、淡々と振り返った。6月のグランドスラム(GS)ウランバートル大会は反則負けで7位、その後のアジア選手権はコロナ感染により欠場した。それでも本人は「しょうがないなと。(コロナは)いろんな場面でいろんな人がイベントがなくなったりしている」と冷静に受け止めている。世界選手権銀メダルの船久保遥香(三井住友海上)を追う立場だが「焦っていてもしょうがない」と強調した。

 一方で、この日は「落ち着いて試合できたので収穫だったかなと。今までにないぐらい落ち着いていた」と、精神面で安定していたという。昨年の五輪の経験が生きたことは間違いなく、2024年パリ五輪に向けて今後は「出場する試合でどんどん勝って優勝できるように」と力強く語った。

 また、女子78キロ超級で昨年世界選手権金メダルの朝比奈沙羅(ビッグツリー)は初戦の2回戦で姿を消した。