京王閣競輪GⅢ「開設73周年記念 ゴールドカップレース」が29日、開幕した。初日の一次予選5Rの和田健太郎(41=千葉)はラインを大事にする走りで3着だった。

 前で頑張った青野将大(28=神奈川)を徹底的にサポート。相手ラインの番手まくりが決まり南関トリオは2~4着となったが、ラインの3人全員が二次予選の権利を手にした。それでも青野を抜けず3着だった和田にはレース後、ファンから厳しい声がかけられたという。

「もちろん自分の1着が売れていたのは分かっていたし応えたかった。絶対に1着を取らなきゃいけないレースなら(切り替えるか早めに踏むなど)違う走り方はあったと思う。でもまだ一次予選。それに自分が慌てずうまく(援護を)やれば3人で勝ち上がれそうだったので」

 苦悶の表情で「自分が良い成績を残せているのはラインの人たちのおかげ。誰かがこぼれるのは避けたかったのであの走りになった。分かってもらえるとありがたいんですが、難しいですよね…」と率直な思いを吐露した。

 1着を狙うのは当然だが、勝ち上がりの権利をつかむことも競輪選手の大事な仕事。着を優先するか権利を優先するか、これは永遠のテーマでもある。

 それでも「とにかく3着までに入って車券に貢献したい」という和田のモットーがブレることはない。