柔道の世界選手権で男子100キロ超級銀メダルの斉藤立(20=国士館大)が、早くも逆襲に燃えている。
15日は同選手権を終えて羽田空港に帰国。初出場となった今大会は、決勝でアンディ・グランダ(キューバ)に指導3の反則負けを喫し、1983年大会の無差別級を制した父・仁さんとの親子2代制覇を逃した。
現地で母・三恵子さんらの声援を浴びた斉藤は「応援してくださった人とか、支えてくださった人に本当に申し訳ない気持ちが強い」と悔しさをにじませた。それでも「これも全部経験。(2024年パリ)五輪までの。そう考えたらやることはいっぱいあるし、もっと自分の経験と技術的な組手を磨いて、対策もしっかりしていけば、絶対に負ける相手ではない」とすでに気持ちを切り替えている。
海外選手に「投げることもできたし(技を)返されることもなかった」と、大会前の不安を解消できたのも斉藤にとっては大きかった。「自分の柔道は組んだら通用することが分かった」。今後は国内外のライバルからマークされることになるが「それ以上に僕が上回ってしっかり組手を研究して、誰にも負けないような、どんな相手にでもしっかり組んで技をかける自分の柔道を貫き通せることができるような選手を目指します」と力を込める。
一方、メダルに関しては「今までのものはお母さんが実家で金メダルとか飾っているみたいなんですけど、自分は飾らない。五輪は飾ると思うんですけど、今回は銀なんで話にならない」ときっぱり。
パリ五輪に向けては12月のグランドスラム東京大会など今後も戦いが続いていく。斉藤は「この世界選手権が五輪じゃなくてよかったなと心から思っている。パリ五輪では想定外のこともいっぱいあると思うんですけど、それもすべて含めた準備をやっていって、さらに自分の柔道を限界まで引き出せるような状態に持って行く」と語った。












