物議をかもしたあの番組が再び――。MBSテレビはこのほど、お笑い芸人の東野幸治と「ブラックマヨネーズ」吉田敬が司会を務める特番「東野&吉田のほっとけない人」(14日午後7時、関西ローカル)を放送すると発表した。

 番組では「2022年 関西人が選んだほっとけないニュース」にまつわるゲストとして3組を厳選。プロフィギュアスケーターの織田信成と元プロ野球選手の鳥谷敬氏、旧統一教会問題で連日テレビ出演する紀藤正樹弁護士、お笑いコンビ「ハイヒール」モモコと「なすなかにし」とトークを繰り広げる。

 同番組といえば、元日の放送で当時日本維新の会の代表だった松井一郎氏と同じく副代表だった吉村洋文大阪府知事、同党創設者の橋下徹氏をゲストに招き、一部から「政治的公平性を極度に欠いている」などと批判が寄せられたのが記憶に新しい。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6月、「紙一重のところで本番組について審議入りを見送ることとした」とする委員長談話を発表した。

〝いわくつき〟の番組となると、そのままお蔵入りすることも少なくない。なにより、スポンサーがコンプライアンスの観点から騒動を嫌う。

 あるテレビ関係者は、今回、再び放送が決まったのはスポンサーサイドの問題というよりは、別の〝配慮〟を指摘する。

「吉本興業への配慮ですよ。正直、今回の騒動で東野と吉田は何も悪くない。とばっちりです。MBSは関西の民放の中でも吉本との関係が深く、吉本に逆らっては番組が作れません。傷付けてしまった吉本への、お詫びの意味合いが強いのでは」

 汚名返上となるか。