俳優の宮沢氷魚(28)が16日、都内でアニメ映画「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」(ともに10月7日公開)のスぺシャルトークイベントに出席した。

 2作品とも乙野四方字(おとの・よもじ)氏の小説が原作で〝並行世界〟を行き来することができる世界で一人の少年が、それぞれの世界の別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。見る順番によって、結末が大きく変わる斬新な設定が話題となっている。

 声優初挑戦にして2作品の主人公を演じた宮沢は「自分の声が絵に負けてしまうので、普段のお芝居のボリュームより少し上を目指して出さないといけなくて。そこの調整が大変だった」と苦戦しつつも「アフレコをしながら自分の中で、こういうふうにやればいいのかと、どんどん分かってきて、部分的にすごく上達しているところもあると思うので、そのあたりも気にしながら見てほしい」と語った。

 また「〝僕愛〟と〝君愛〟は、一つの選択によって大きく変わる。その人間性の微妙な変化に、かなり気をつけながら演じた」と振り返った。

 自身の人生の分岐点について聞かれた宮沢は「20歳ぐらいの時、この仕事を始めたこと。それまではアメリカの大学で環境学を勉強していたので、この仕事を選んでいなかったら環境汚染とかに関わる仕事をしていたと思うと、全く世界が違ったのかも」と感慨深げに語った。