“宮迫基準”ならアウトだ。参院選東京選挙区に自民党公認で出馬して当選した元おニャン子クラブの生稲晃子氏がまたも炎上だ。今度は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が明らかになったというから穏やかではない。続々と発覚する自民党議員と旧統一教会の関係に、政界関係者は「芸能界の方がよっぽど厳しい。宮迫博之さんは闇営業問題で『反社と知らなかった』と言っていたのに処分された」と指摘した。

 発売中の週刊新潮によると生稲氏は萩生田光一政調会長(58)とともに東京・八王子市内の旧統一教会関連施設を訪れ、選挙の支援要請をしていたという。

 生稲事務所は17日に発表したコメントで訪問を「事実」と認めた。また、経緯について「当時演説をお聞きの方より、『他にも仲間が集まっているのでお話を聞かせてもらいたい』とのご依頼があり、新人の立場ですので、より多くの方に政策を聞いていただきたいという思いでスタッフが判断しました」と、活動中に頼まれ、その場で訪問を承諾したと説明した。

 また、「生稲本人は今までご指摘団体及び関連団体との関わりは一切ありませんし、この件以外にご指摘団体及び関連施設へ訪問した事もありません。今後は、ご指摘団体との関わりがないように慎重に行動するとともに、スタッフの認識も含めて徹底していきたいと考えております」と今後は旧統一教会との関係を絶つとした。もし旧統一教会が生稲氏の選挙支援をしていたのなら、なかなか恩知らずな対応だが、いずれにせよ旧統一教会との関わりが政治家にとっていけないことだと認識しているのだろう。

 選挙結果への影響はあったのか。参院選東京選挙区で戦った他陣営関係者は「順位がひっくり返るほどではないでしょうが、影響はゼロではない。萩生田氏とともにというところが大きい。萩生田氏は自民党東京都連の幹部で、その幹部が施設を訪れたのだから『朝日健太郎じゃなくて生稲晃子へ支援を』という意味になる」と指摘した。

 鳴り物入りで芸能界から政界へ転身した生稲氏だが、つまずきばかりだ。タレント時代に出演していた通販番組の制作会社から訴えられ、候補者アンケートに十分に回答していなかったとネットで炎上。さらに、選挙特番のインタビューを断って騒動にもなった。そして、今回の旧統一教会問題だ。

 政界関係者は「生稲氏個人には同情しないでもない。新人の生稲氏は『ここに行け』と言われたら断れない立場。今回のこともスクープされる前に自分から調査して公表すればよかったのだけど、萩生田氏の顔をつぶすことになるから、それもできるわけがない」と話した。

 また、あの芸人との比較も飛び出した。「生稲氏がいた芸能界の方が厳しいんじゃないの。かつて宮迫博之さんが闇営業問題をきっかけにテレビに出られなくなりましたが、政治家は『旧統一教会とは知りませんでした』で済んでしまってる。生稲氏だって議員を辞めろという話までいかないだろうが、宮迫基準ならアウトでしょ」(前出の政界関係者)

 宮迫は詐欺グループの忘年会で闇営業をしたことが問題視され、「反社会勢力とは知らなかった」と主張したものの、金銭の授受が明らかになり謹慎となった。

 生稲氏は今回、事務所からコメントを出しただけだが、国会が始まれば自分の口で説明を迫られることになる。