岸和田競輪のGⅢ「第3回大阪・関西万博協賛競輪」は4日、開幕する。GⅠオールスター前とあってV戦線は混とん。松岡辰泰(25=熊本)にもGⅢ初優勝のチャンスがあるシリーズと言えそうだ。

 熊本の若手は昨年10月の熊本記念in久留米で嘉永泰斗(24)が、今年5月の函館記念では瓜生崇智(27)が優勝と〝波が来ている〟。今開催は松岡にGⅢ初Vがあっても…いや、主力の一人としての期待がかかる。

「(熊本勢の)勢いが上がってきているのは感じています。僕もこのタイミングで…運が良ければ出すけどね」。笑いつつ切り返すが、機も熟してきている。今年は5月いわき平日本選手権でGⅠ初出場を果たすと、6月に当地で行われた高松宮記念杯は2日目からの補充出走ながらGⅠ初勝利を挙げた。「高松宮記念杯の補充は自信になりましたね。近況の好調の理由? 整体とかに行き出して体の使い方やフォームが良くなってきたし、運も上がってきているのかな」。力とリズムがかみ合ってきていることを実感している。

 前場所の後には武雄に出向き山田庸平(34=佐賀)からアドバイスをもらったという。「練習での走りの中で、という感じでしたけど充実した練習でした」。自身も完成形は山田のようなオールラウンダーで「僕がナショナルチームの選手くらい脚力があれば(タテ脚で)勝てるだろうけど、僕は1周をカマしていけるかくらい。レースによっては総合力で抵抗ですよ」。一芸ではなく、持てる能力すべてを使って頂点を目指していくようだ。

 同期で同じ田川辰二(48=熊本)を師匠に持つ伊藤旭(22=熊本)も今開催は同時あっ旋だが「同門連係あるとしたなら、おそらく決勝ですよね。並び? もちろん、僕が前です。まだまだ前は任せられません(笑い)」。熊本の勢い、自身の力&運、ラインの仲間と〝4拍子〟揃った先にはGⅢウイナーの称号が待っている。