〝完全復活〟の判断材料とは――。柔道のアジア選手権(カザフスタン・ヌルスルタン)から帰国した女子代表の増地克之監督(51)が10日、オンラインで取材に応じた。
今大会は78キロ超級で東京五輪金メダルの素根輝(22=パーク24)が、約1年ぶりの実戦復帰で優勝を果たした。今年3月下旬に左ヒザの手術を受けており、6月から本格的に稽古を再開したとはいえ、増地監督は「五輪以来の実戦ということで試合前はすごく不安を抱えていた」と振り返る。
初戦は硬さを感じたようで「背中を持たれて頭を下げさせられる場面があった」。それでも「試合を重ねるにつれて本来の力強さ、技が見られた。低い技をかけられるのか心配していたが、決勝の体落としは見事だった」と五輪女王の実力を再確認。また、同階級で世界選手権(10月、タシケント)代表の冨田若春(コマツ)の名前を挙げ「(2人の)争いも楽しみになってきた」と期待を寄せた。
ただ、素根については「まだ左足をかばう場面がある」と、本調子ではないと指摘。〝全快〟かどうか見極めるポイントは「両ヒザをついて(技を)仕掛けず、左ヒザを立てて技をかけている。それが(改善されるかどうかが)1つのバローメーターになるんじゃないか」とした。
まずは復帰戦を終えて「本人にヒザの状態を聞いたが、水がたまっていることはないと言っていたので今大会に関しては心配ないなと」と安心した様子。今後に向けては「ヒザの状態とうまく付き合いながら練習していかないといけない。力強さやフットワークはよかったので、技の入りの部分を見ていく必要がある」と語った。












