大相撲の幕内高安(32=田子ノ浦)が25日、伊勢ヶ浜部屋に出向いて稽古を行った。

 横綱照ノ富士(30)ら関取衆と計23番。その後はぶつかり稽古で横綱に泥だらけになるまでかわいがられ、伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)に「高安、大丈夫か」と心配される場面もあったが、今度は自ら幕内翠富士をかわいがった。稽古後、高安は「身の引き締まるいい稽古でした。(伊勢ヶ浜部屋は)活気のあるいい稽古場で、師匠をはじめ親方衆、先輩がいい指導で本当にいい環境で稽古しているなと。自分も気合入って精いっぱいやりました」と振り返った。

 同部屋には若い衆だったころから縁がある。「当時の安治川部屋ですよね。よく出稽古で来ていただいたり、行ったりという思い出があります。稀勢の里関(現二所ノ関親方)と安馬関(元横綱日馬富士)が平幕時代にバチバチ稽古していて、僕はそれを見ていました。緊張感のあるいい部屋だなと。懐かしいですね」

 先の名古屋場所は新型コロナ感染により全休。その悔しさを晴らすべく、秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)に向けては「自分も現役生活はそんなに長くないので、一生懸命燃え尽きるまでやりたいです。千秋楽まで優勝を争って優勝を目指して、また上を目指してやりたいです」。元大関が完全燃焼を誓った。