弥彦競輪GⅢ「開設72周年記念 ふるさとカップ」が28日、開幕する。1月大宮記念で落車した後、半年間欠場していた村上博幸(43=京都)が復帰2場所目を迎える。
長引いた欠場の理由は「ドクターストップでした」――。数え切れないほどのケガを負ってきた男に、今回は何が起こっていたのか。
右の鎖骨は「連続して折ってしまって、過去には骨の移植もしていた。それに手術をした後、2か月後に菌が入っていることが分かったんです」という重度の負担に襲われていた。
さすがに担当のドクターから「今回だけは大事にしてほしい」と走ることを止められ、「先生の言うことを聞こう」と休むことを決めた。無茶と思えるような復帰を繰り返してきて「そのツケも来ている」状態。半年、かかった。
とはいえ、不屈の二文字は体中に刻まれている。「今まで大ケガから復帰してタイトル、とかあったけど、さすがにまたイチからというのはしんどい」と話しつつも「いい意味で年を取ったし、強ければ戻れるし、弱ければダメ」と落ち着いた態度で向き合っている。
前回函館で復帰し、今回が2場所目。もう一度、違う色の花を咲かせる戦いが始まっている。












