恩師と再出発だ。北京五輪で1000メートルの金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケート女子の高木美帆(28=日体大職)が16日、都内で会見を行い「引退会見みたいな雰囲気になってしまうと思ったが、競技を続ける気ですし、この先もみなさまにたくさんお世話になりながら頑張っていきます」と現役続行を明言した。
新たなる挑戦が幕を開ける。かねてナショナルチーム(NT)で強化を続けてきた高木だが、今後はNTを離れてヨハン・デビット氏(42)のもとで練習に励むと決断。「4月にスケートを続けようと考えてから2か月間、私なりにたくさん考えた。最後に出てくる気持ちは、ヨハンと一緒に滑りたいな、まだ続けたいなという気持ちでした」と切り出し「北京五輪を終えてやり切った感も感じたけど、スケートを続ける意味を考えたときにヨハンと過ごす時間は私にとってもとても大きいし、スケートの人生以外にもたくさんの気づきを与えてくれると感じています」と一連の経緯を説明した。
周囲からは4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でも活躍を期待する声もある。しかし、高木は足元を見つめている。「私やヨハンが思っているゴールがある中で、形を探りながらやっていく。私自身としてはミラノよりも、今スケートを続けたいと思った気持ちを大事にしたい。1年1年を積み上げていくことが大事になると考えていて、その先にミラノがあるかどうかかなと現時点では考えています」と神妙に語った。
「速くなりたい」との思いは今も昔も変わらない。日本のエースは自分のペースで歩みを進めていく。












