熊本・大分など九州地方を襲った熊本地震で被災した地元のため、奮闘しているお笑い芸人がいる。吉本興業所属のお笑いコンビ「もっこすファイヤー」(たく、のりを)だ。


 ともに熊本県で生まれ、県立八代東高校出身。2011年からスタートした吉本の「あなたのまちに住みますプロジェクト」で〝熊本県の住みます芸人〟に就任し、同県を中心に芸能活動を続けてきた。


 14日夜に震度7の地震が熊本を襲った直後から2人はツイッターやフェイスブックを通して、炊き出しや不足している物資の情報を積極的に発信し続けている。福岡に支援物資をいったん集め、県内の被災地域へと運んでいる。支援の輪は広がっており、都内に住む2人の同期芸人がお金を持ち寄り、救援物資を送った。


 18日には熊本出身の芸人・ヒロシ(44)も東京から水など救援物資を持って車で駆け付け、一緒に避難所へと届けた。


「もっこす――」は現在も福岡と熊本を行き来し、避難所へ物資を届けているため、2人への取材はかなわなかったが、2人と親交のある同期の芸人・シャバダバふじ(32)が被災地で今、必要とされている物資について「救援物資を送る際に2人から避難所が必要としている物のリストをもらったんです。避難所では徐々に物資が届くようになってきたんですが、届く物資が偏っていて、ご飯しかないので『味のついたものが食べたい』との声が多いみたいなんです。だから、ご飯にかけるふりかけを送りました。(ほかにも)コンタクトレンズの保存液やケア用品、抗菌シート、女性には生理用品も必要で僕ら同期芸人で送ったけど、まだまだ不足しているそうです」と話す。


 ふりかけやコンタクトレンズのケア用品などは新聞やテレビなど大手メディアも伝えておらず、避難所を訪れなければ気づかないものだ。


 また自宅に帰れず避難所で過ごす人たちはずっと床に寝ており「体中を痛がっているのでマットのようなものがあると助かるそうです。車いすの方などが困っています」(シャバダバふじ)


 今後、救援物資を送る際にはぜひとも頭に入れておきたい情報だ。

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