三鷹の森にいるのは、トトロじゃなくて志村だった? 3月末に新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎で他界した志村けんさん(享年70)の、ある“都市伝説”を追跡してみたら――。
志村さんを巡っては生前、様々な噂が流れていた。一時期、テレビ露出が減ったことをきっかけに“死亡説”が流れたのは有名な話。
一方で20年ほど前、東京・世田谷区の外れでまことしやかに流れたのが「三鷹の森にトトロじゃなくて、変なおじさんが現れた」というものだ。
「変なおじさん」とはもちろん志村さんのこと。豊かな自然に恵まれる東京・三鷹には「三鷹の森ジブリ美術館」があり、日本人のみならず、海外でも「トトロの森」として人気のスポットだ。その三鷹と地理的に接している、世田谷区の北西にある北烏山周辺で“変なおじさん”の目撃情報が相次いだという。
「変なおじさん(志村けん)が雑木林でたたずんでいた」「デカい犬を連れていた」「アイーンの練習をしていた」など、局地的に噂話が駆け巡ったが、当時はまだSNSなどが発達していない時代。その噂が日本全国にまで広がることはなかった。
三鷹には大学の女子寮などもあり、女好きで通っていた志村さんをちゃかして「変なおじさんが女子寮に忍び込もうとしていた」など、笑うに笑えない噂も流れたそうだ。
本紙は当時、その土地に住んでいた40代男性会社員A氏を発見。話を聞いたところ「そうです、あれは変なおじさんです。志村さんです」と、断言し、こう続けた。
「実は志村さんの家はあの周辺にあって、犬の散歩をしたりピーコック(スーパーマーケット)に買い物に来ていた。私も目撃しました。ただ北烏山は、世田谷といっても外れの方ですから、こんなところに志村けんがいるとは誰も思わない。だからみんな本物だと思えず、都市伝説のように伝わったのでは?」
三鷹の森に、変なおじさんがいたという都市伝説は正しかったようだ。












