世間を騒がせている反コロナ団体が活動休止するという話が浮上している。今月7日に東京都渋谷区の新型コロナウイルスワクチンの接種会場に突入した反ワクチン団体のメンバー4人が、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕される事件が起きていた。公安にマークされるほど過激化が懸念されている団体で警戒が必要だ。

 団体の名前は「神真都(やまと)Q」といい、逮捕したのは警視庁公安部。逮捕容疑は7日午前11時ごろ、接種会場となっていた渋谷区のクリニックに押しかけ、「ワクチン接種は犯罪」と主張しながら内部に侵入した疑い。この団体は過去にワクチン接種が行われていた東京ドームにも押しかけ、接種を一時中断に追い込んでいた。

 同団体は公式サイトで即日、「今回の不当逮捕に対して厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます」と見解を表明していた。

 反コロナを訴える団体の中でもこの団体は主張の過激さが特徴だった。1月に行われたこの団体のデモでは、反ワクチンだけでなく、「マスクしなくていいんですよ」と反マスクも主張。さらに、「新型コロナウイルスは存在しない!」と言い切るなど反コロナの考えを鮮明にしていた。

 以前から公安がこの団体をマークしているとささやかれていたが、どうしてなのか。

 捜査事情通は「オウム真理教化するのではないかという懸念があるのです。だから、公安が背景を調べています」と明かした。オウムといえば1995年に地下鉄サリン事件を起こした宗教団体。反ワクチン団体が今以上に過激な行為に出ないかと恐れられているわけだ。

 しかし、事件を受けて変化があったという。公安関係者は「活動休止という話が浮上しています」と指摘。事実、団体のサイトでは運動方針の見直しに言及していた。

 とはいえ、安心はできない。反ワクチン団体は一つだけではない。「別の反ワクチン団体もデモをしているだけではなく、ワクチン推進の考えを持つ政治家の家を調べて、街宣活動をするなど実力行使に出ています」(前出の事情通)

 今後も公安の警戒が続くはずだ。