踏みとどまった! 大相撲春場所12日目(24日、大阪府立体育会館)、幕内高安(32=田子ノ浦)が大関御嶽海(29=出羽海)を寄り切って11勝目(1敗)を挙げた。

 左の上手を引いて、一時こう着状態となるが機を見てジワリと前へ。直近の対戦で2連敗している難敵を一蹴し、取組後は「いいところでまわしが取れた。落ち着いて冷静に取れた」と振り返った。この日は関脇若隆景(荒汐)が幕内琴ノ若(佐渡ヶ嶽)に勝利し1敗を死守。負けられない一戦の中、高安はトップに踏みとどまった。

 賜杯までもうひと踏ん張りだが、本人は「今までも優勝争いは何場所もやってきた。気楽にやるっていうのが一番、精神面でもいい。残り3日、なるようになる。いいモチベーションで明日も取りたい」。これまで何度も賜杯まであと一歩となりながら逃した経験を生かし、悲願の初優勝を目指す。