ふき(蕗)やうど(独活)、たけのこ(竹の子)など、早春が旬の野菜は強い苦みを持っている。
あまりに苦いと吐気を催すものであるが、苦味の成分には体内の老廃物を大・小便や、時によっては発疹として体外へ排泄する作用を有している。
春にはアレルギー疾患が多発する「アレルギー」の病態として西洋医学はハウスダスト、カビ、牛乳、青魚…等々、その人の体質に合わない有害物(抗原)が体内に侵入してくると、抗体というタンパクが作られ、抗原と抗体が反応した複合物が、マスト細胞を刺激してヒスタミンを分泌させ、結膜炎、鼻炎、喘息、湿疹…などの症状を起こす、とする。その通りではあるが、アレルギー疾患の症状を見てみると面白いことに気付く。
結膜炎(涙)、鼻炎(鼻水)、喘息(水様痰)、ジンマ疹(体外への水分の排泄)の如く、体内の余分な水分(と、ついでに老廃物)を体外へ排泄している現象なのだ。
冬は、体内に脂肪と水分(体重の60%は水)や老廃物をためこんで太り、寒さから身を守ろうとする。しかし、夏に向かってこうした余剰物を排泄して、スリムにならないと暑さには耐えられない。よって、その過渡期の春には、排泄現象(アレルギーなど)が旺盛になるのだ。その排泄現象を遂行するための強力な助っ人が早春の食物の苦味成分である訳。
「春」の語源は「張る」。英語の“spring”も「張り出す、跳ぶ、はねる」の意味がある。
つまり、春はすべての物が張り出して来る季節なのである。












