20日投開票の埼玉・戸田市長選は、現職の菅原文仁氏(46)が3万7092票で再選を果たした。対抗馬に名乗り出たスーパークレイジー君(35)は2529票で落選した。

 当初、市長選は菅原氏の無投票再選の公算だったが、クレイジー君が「選挙が行われないのはおかしい」と待ったをかけた。

 厳しい結果に終わったが、告示日の立候補表明で、全く準備していない中での選挙で、6・8%の得票は健闘したともいえる。

 クレイジー君は「市長は戸田の中では山に例えれば、エベレストみたいな人。はたから見て、不利と分かっている中で、選挙が行われないと聞いて、居てもたってもいられなかった。他の人が立候補を辞退したのもわかるが、無効票もあったし、いろんな意見がある。2529人もが自分の名前を書いてくれた」と後悔はしていないという。

「結果は受け止めないといけないが、落ち込んでいてはクレイジー君らしくない」と6月の参院選への出馬を目指し、休む間もなく活動を続ける。