群雄割拠のフェザー級王座戦線が幕を開ける。格闘技イベント「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)では同王者の牛久絢太郎(27)が前王者・斎藤裕(34)とタイトル戦に臨むことが決定。斎藤は「とにかく自分のベルトを返してもらう気持ちが強い」と雪辱を誓った。

 このダイレクトリマッチ決定直後、SNSを更新したのが同級で随一の人気を誇る朝倉未来だ。「俺はベルトにこだわりがないので、最終的に一番強かったやつとやれたらいいかな」と記した。

 斎藤は昨年大みそか、未来にリベンジを許した。それでも今回挑戦が優先されたのは、昨年10月にクレベル・コイケと対戦予定だった王座戦が流れ、斎藤の〝男気〟で牛久戦が実現した経緯がある。

 榊原信行CEOは「王者を待たせてしまった上に一転二転させてしまったってことがあったので。斎藤選手に対して、RIZINとしてそういう機会は最初に提供するのが礼儀」と明かした。

 さらに牛久と斎藤の勝者への挑戦権となれば、未来に昨年勝利しているコイケに優位性がある。未来の「最終的に一番強かったやつと」という発言は、4人の王座争いとなった場合は自身が〝最後尾〟と理解しているからだろう。

 榊原氏は「(挑戦者決定戦として)クレベルと未来を早い段階でやらせるのか、ベラトールの対抗戦を絡めるのか。未来はそこ(対抗戦)に対してすごくモチベーションを持っている。本人の思いも含めてチャレンジさせるのも面白いと思う」。未来のベラトール参戦についても「ゼロではない」と含みをもたせた。

 ともあれ牛久と斎藤の王座戦によりフェザー級戦線が大きく動き出すのは確か。最後に笑うのは果たして――。