高知競輪GⅢ「施設整備等協賛競輪 土佐水木賞」は1日、11Rで決勝戦が行われ、岩谷拓磨(24=福岡)のまくりに乗った阿部将大(25=大分)が直線を突き抜けて優勝。自身初のS級決勝にしてGⅢ初制覇を〝一発ツモ〟で達成した。

 何もかもが初物づくしの初々しさの漂うチャンピオンが誕生した。今期S級に昇班すると5場所目にして初めて決勝へ勝ち上がった。9車立ては昨年のレインボーカップA級ファイナル(伊東)では経験したものの、S級では今節が初めてだった。

「人の後ろを回るのもS級では初めて。緊張? 決勝が4日間で一番緊張しなかったです。最終バックで岩谷君が中西(大、31=和歌山)さんの後ろにハマった時点で〝もらった〟と落ち着いていけました」と強心臓っぷりをいかんなく発揮した。

 全国に名前が売れたことで、この先は別地区の警戒レベルが高まるが「たとえ厳しくなって勝てなくなったとしても、それは壁だと思えば。乗り越えられれば次のステップに行けるし、それも経験です」と事もなげ。

 山口拳矢(岐阜=26)や町田太我(広島=21)ら新進気鋭が揃う117回生からまたニュースターが現れた。