2022年の競輪グレードレースの火ぶたが立川競輪場で切られる。立川競輪のGⅢ「開設70周年記念」(鳳凰賞典レース)が4日、盛大に開幕する。
S級S班は平原康多(39=埼玉)、清水裕友(27=山口)、吉田拓矢(26=茨城)の3人だが、新田祐大(35=福島)、浅井康太(37=三重)というS班クラスがおり、大激戦だ。
前検日の3日、平原は目をこすりながら、日の当たる取材ゾーンに姿を現した。グランプリ→立川記念→大宮記念というのは平原の例年の定番コースで、近年の年末年始は、誰よりも大きな期待を背負ってきた。
「いや~、もうオレ、主役とか思ったことないんですよ。向いてないんですよ、そもそも…」
今年は昨年のテーマだった〝脇役になる〟を加速させたいと、妙な意気込みを口にする。「もちろんやることは変わらないし、競輪を頑張る、それだけ」。2月は取手のGⅠ全日本選抜、3月は宇都宮のGⅡウィナーズカップと関東でのビッグレースが続く。
「両方準優勝ならすごくないですか。脇役として最高でしょう! ハハっ!」
しかしそれは、確実に主役を食うレベルの脇役だと思うが…。
謎の目標設定はまだ続く。「いやもう、今年はオール2着。これはすごいでしょう。グランプリも2着! そう、グランプリは勝てないようになってんですよ~」と自らオチをつけると、かすかに泣きながら爆笑していた。












