熱戦を展開してきた佐世保競輪GⅢ「開設71周年記念」(九十九島賞争奪戦)は最終日の26日、12Rで決勝戦が行われ、和田健太郎(40=千葉)が優勝。V賞金381万円を獲得した。和田の記念優勝は2019年10月京王閣以来、3回目。9Rのレインボーカップチャレンジファイナルは北井佑季(31=神奈川)が勝利。4日間の総売り上げは53億円超で目標の48億円を大幅クリアした。
グランプリ覇者のみが許されるチャンピオンユニホームを着てのラスト走はビシッと決めた。レースは鐘前から深谷知広(31=静岡)が鈴木裕(37=千葉)―和田を連れてのぶちカマシで最終ホームは一本棒。ハイピッチで駆ける深谷に4番手から竹内翼(30=広島)、8番手から新山響平(28=青森)が仕掛けるが前は遠い。
最終4角では「僕が行くコースを行って、後悔がないように」と和田は深谷と鈴木の間を突いて進出。鈴木を捕らえ、竹内目標から強襲した地元・井上昌己(42=長崎)も写真判定の結果、タイヤ差で退けた。「突き抜けられたのは前のおかげ。優勝は出来過ぎです」
今年は5回の落車で苦しんだが、セッティングを修正した前回伊東記念3日目に復調を実感。「完調とは言わないが、いいところまで引き上げられた」と反撃態勢を整えた。反攻を期待する声にも控えめな勝者は「来年は厄年ですし」と報道陣を和ませ「来年は来年で厳しい戦いがある。うれしいけど喜んではいられない。中4日でFⅠが始まる。一戦一戦しっかり走って最低、決勝に乗って車券に貢献できれば」。
戦士の休息はわずかだが「今年はSSであったことと、ラインのおかげでダメな時もいい着を取らせてもらったり、いいところまで運んでもらった。逆に言えばそれだけ迷惑をかけたので、来年はその分もできることをしっかり返していきたい」。赤いパンツは脱ぐことになるが、南関をまとめる立場には変わらない。












