映画化された「下妻物語」の原作者で知られる作家の嶽本野ばら(本名・嶽本稔明)容疑者(47)が23日、麻薬成分を含む危険ドラッグを所持していたとして、麻薬取締法違反(所持)の疑いで警視庁上野署に逮捕された。
同容疑者は2007年にも大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、懲役8月、執行猶予3年の有罪判決を受けている。
今回の逮捕容疑は3月上旬、台東区上野の路上で麻薬成分「5F―QUPIC」を含む植物片約2グラムを所持した疑い。5F―QUPICは一昨年、“脱法ドラッグ”から麻薬に格上げ指定された。上野署員が目のうつろな嶽本容疑者に職務質問したところ、上着のポケットから危険ドラッグ1袋が見つかった。
調べに対し同容疑者は「ハーブを持っていたのは間違いないが、麻薬が入っているとは知らなかった」と否認している。
嶽本容疑者は少女趣味やロリータファッションの先駆けとして「乙女のカリスマ」と呼ばれていた。だが07年の逮捕時点で、自宅の冷蔵庫に大麻をストックしていたことがバレるなど、依存性が指摘されていた。
近年は本を出版しても以前のように売れず、金欠状態だったという。そのため、同容疑者はコレクションする少女人形をネットオークションに出品。4月14日に3000円で出品した“野ばらモデル”の人形は最終的に3万2000円の高値で落札された。
これに気を良くしたのか、同容疑者はその後も相次いでコレクションを出品し、現在もオークションが続いているものもある。
「よほど生活に困っていたのか…。繊細な人なので、そうした状況に耐え切れず、再びドラッグに手を伸ばしてしまったのかもしれない」とは出版関係者。嶽本容疑者は先月9日、精神状態を気遣うファンに対し、ツイッターで「心配はありがたいけど、物質より精神を大事にしたいのです。もう破滅してます 僕は嘘吐きで自堕落でずるいから、創作の中でだけは損得関係なく本当のことを書きたい」と意味深に語っていた。ファンを再び裏切った罪は重い。
麻薬所持逮捕の嶽本野ばら容疑者 転落物語る“オークション出品”
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