立憲民主党の枝野幸男代表(57)は30日、国会内で、れいわ新選組の山本太郎代表(46)と初めて党首会談を開いた。

 枝野氏は山本氏との会談で、次の総選挙で自公政権を倒し新しい政治を実現したい考えを明らかにした。両党が現在、競合する選挙区は一本化を目指することで合意した。

 また山本氏には、来週4日に召集される臨時国会の首班指名で、れいわ議員らが枝野氏に投票するよう求めたという。

「(山本氏に)首班指名でご協力をいただき、快くお受けをいただきました。同時に予算委での新総理との実質審議が必要だということでも一致しました」(枝野氏)

 枝野氏はこの日、山本氏をはじめ野党各党の代表と会談した狙いについてこう明かした。

「(衆院選は)自公政権を倒して枝野政権を作るために戦う。その意味では、党首会談をやった4党とも協力して戦う。その政権がどういう形で運営されるのか示した」

 岸田・新自民党との対立軸について枝野氏は「岸田氏が総裁になられても何も変わらない。変わりないが対立軸。政権を変えるしかない」と意気込みを語った。