大相撲秋場所10日目(23日、東京・両国国技館)、横綱大の里(25=二所ノ関)が幕内琴勝峰(佐渡ヶ嶽)を下し、1敗をキープ。この日は、昨夏のパリ五輪柔道男子90キロ級銀メダルの村尾三四郎(25=JESエレベーター)が生観戦し、幼少期に土俵で戦った横綱に熱いエールを送った。
大の里が7月の名古屋場所で初優勝の琴勝峰を力強く突き出して、9勝1敗とした。取組後は「しっかり集中して取れたと思います。また明日から集中して頑張ります」と気持ちを引き締めた。
横綱デビューとなった先場所は、11勝4敗に終わった。また、横綱豊昇龍(立浪)も昇進後の3場所で賜杯をつかめておらず、先場所は左足親指のケガで途中休場。しかし、今場所は無敗の豊昇龍を大の里が1差で追いかける展開で、両横綱がハイレベルなV争いを繰り広げている。
相撲経験のある村尾は、小学6年時のわんぱく相撲全国大会で、大の里に上手投げで〝金星〟を挙げた。この日は父・英俊さん、兄・真秀さんと升席で観戦。本紙の取材に応じ「今場所は両横綱に注目しています。小さい頃は(元横綱の)白鵬関と朝青龍関のバチバチした戦いをずっと見ていたので、その記憶がよみがえってきました。(今場所は両横綱による)ヒリヒリした(千秋楽の)直接対決が見られるんじゃないかと期待しています」と笑顔で語った。
村尾は6月のブダペスト世界選手権の個人戦で優勝。その上で番付の頂点を極めた同学年の大の里に、こうエールを送った。「横綱となって、相撲界の〝顔〟になったというか。改めて〝顔〟となって、ここからまた勝ち続けることが、さらに難しいことだと思うので。僕も今、まさに世界選手権で優勝して、ここから勝ち続けないといけない立場ではある。そういったところも含めて刺激を受けているし、楽しみだなという感じです」
柔道世界王者も熱視線を送る中、大の里が横綱初Vを果たせるか。












