元小結旭鷲山(44)が15日、TBS系「ビビット」にVTR出演し、横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)の暴行問題で、モンゴル出身力士のイメージダウンを危惧した。

 幕内貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行は、秋巡業中の「モンゴル会」で起きた。この会は旭鷲山らが始めた親睦会で「二十何年前から旭天鵬と旭天山とか集まったモンゴル飲み会みたいなのがあって、どうやって言葉を覚えるか、強くなるかをしゃべり、飲んでカラオケを歌ったりしていた」と説明。だが、今回は「ちょっと飲み過ぎちゃったのかな。『だいぶ飲んで、すごく酔っ払っていたと、みんなが言ってた』という話を聞いたんです」と打ち明けた。

 旭鷲山は日馬富士の暴行について「これは、やばいなーと思います。特に横綱は神様みたいなもんだから、本当に特別な人間だから、それこそ酔っ払って、殴ったってことは良くないですね」とキッパリ。

 また、2010年に知人男性への暴行が原因で引退した横綱朝青龍(37)を例に挙げ「モンゴルの力士はみんな人を殴っているというイメージになっちゃうと困る」と話し、「中にはちゃんとした礼儀の正しい横綱もいますからね。日本の天下の横綱だから、その国のルールを守らないといけない。相撲のルールもあるし、若い衆を大事にしないといけない」と苦言を呈した。