立憲民主党は25日、夏の第26回参議院選挙で東京選挙区から蓮舫氏(54)を正式に公認、愛媛県選挙区にタレント・高見知佳氏(59)の推薦を発表した。

 次期参院選で改選を迎え4期目を目指す蓮舫氏の東京選挙区は、全国最多の6議席となる。

 現有議席は自民党2、立民2、公明党1、共産党1だ。これに山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」や小池百合子知事が特別顧問の地域政党「都民ファーストの会」が母体の〝ファースト〟が候補者を擁立する見通しが持たれており、大激戦が予想されている。

「蓮舫氏は当初、全国比例から出馬するかと思われていましたが、地元選挙区で落ち着きました。しかし、改選の小川敏夫氏はまだ態度を決めていません。東京選挙区は男女1人ずつの公認が予定されています」(立民選対関係者)

 高見氏の愛媛県選挙区は改選定数が1議席。自民党現職の山本順三氏(67)との激突が決まっている。今月21日の出馬会見で、高見氏は立候補した動機について「生きることに不安を覚え、心のゆとりもない人がたくさんいます。私にできることをやりたい」と説明している。

 立民は高見氏に対し選挙戦で完全サポートを明言。「高見氏は新居浜出身で、芸能界を離れてからも地元で活動を続けて知名度があります。タレントとしての発信力は選挙戦で生かせますし、国民民主からの推薦を受ければ野党統一候補者としての期待がかかります」と前出の立民選対関係者は語った。