フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)がブラジルメディアから批判の標的にされている。

 エムバペは、ブラジル代表FWネイマールと5―2で勝利した13日のモンペリエ戦でPKキッカーを巡ってひと悶着。前半23分にエムバペが獲得したPKを失敗した後、同43分は再び獲得したPKをネイマールが決めた。このときエムバペは自身がキッカーに指名されていることから、ネイマールに「蹴らせろ」と求めるが、拒否されてしまい、不機嫌な表情でボールから離れた。

 改めて2人の不仲が浮き彫りとなる中、ブラジルメディア「UOL」はエムバペの態度を問題視。「新契約にサインして以来、エムバペはパリSGでより多くの権力を享受しているようである。しかし、背番号7の今季初出場のモンペリエ戦は、傲慢(ごうまん)さと個人主義が目立つものとなった。試合中にパスを求めたときに来ないと不満を態度で表すこともあった」と伝えた。

 昨オフの契約更新でチーム内での権限増まで盛り込まれているとされたが、思うようにいかず、いら立ちを抑えきれないようだ。このまま傲慢な態度を続けるようだと、今回の報道がブラジル寄りだとしても、チームメートから孤立しかねない。