中国サッカー界でユース年代の大会で八百長疑惑が浮上し、激震が走っている。

 中国メディア「新浪体育」や「鳳凰網スポーツ」などが「中国サッカー界で勝負操作の疑惑が持ち上がった。しかも大人の試合ではなく、ユースの試合で疑惑が浮上し、より大きな衝撃となっている」と報道。問題の舞台となったのは、7日に開催されたU―15広東省大会決勝の広州―清遠戦だ。

 試合は広州が5―3と勝利したが、その過程で不自然な試合運びがあった。広州は後半途中まで1―3とリードを許す苦しい展開に。しかし後半23分以降に怒とうの4ゴールを決めて大逆転に成功した。

 しかし、この4ゴールが明らかにおかしかったという。清遠側がわざとPKを献上したかのようなプレーや、終盤に突如としてほとんど守備をしなくなったり、さらに通常では考えられないようなミスを乱発して次々とゴールを献上していったのだ。そして広州が逆転した後も、清遠側は逆転を狙おうとせず自陣でボールをまわして時間稼ぎに打って出たのだ。

 こうした状況に「中国サッカー関係者や取材陣、ファンたちも一斉に八百長だと憤慨している」と同メディアは指摘。特に「鳳凰網スポーツ」は「15歳以下の選手たちまで試合の八百長に染まってしまった。果たして中国サッカーに未来はあるのか」と強い警鐘を鳴らした。

 八百長の目的について同メディアは「一部で広州サッカー協会に配慮したのではないかという見解が出ている。広州が優勝すれば、上級官僚がより多くの政治的な成果を得るためだ」と分析。中国サッカー協会も事態を問題視しており「今回の試合を巡って、深い懸念の視線を送っている。手続きに従って徹底的に調査を進めるだろう」と徹底解明する方針を明らかにした。

 同メディアは「ユース年代までこんなありさまでは、日本と韓国のレベルに追いつくのは不可能だ。最近、中国代表チームが弱くなっているのも納得がいく」とあきれかえっている。

 中国サッカー界での未成年選手たちによる八百長騒動は大きな波紋を呼びそうだ。