は~い!皆さん、お元気ですか⁉ 西山貴浩でございます。

 今回は「貴浩西山のキャビらない話~特別編~」です。なぜ、このタイミングで特別編か? 3日に開幕するボートレースびわこのGⅠ「69周年記念びわこ大賞」に出場するからです。

 西山ファンの方ならもう察しているでしょう。昨年のびわこ68周年記念で大事なモノを置いてきてしまいました。今回は、その忘れ物を取り返しに行きたいと思っています。その意気込みをしっかりと皆さまにお伝えしたいと思ってペンを握りました。

 昨年は予選は5位通過でしたが準優勝戦で2コースから1号艇の馬場貴也さんを差して1着。予選トップ通過の松井繁さんをはじめ馬場さん、石丸海渡と準優1号艇をはじめ予選上位選手が1着を取れなかったのでボクに優勝戦1号艇が回ってきました。その優勝戦はコンマ11のトップスタートを決めたんですが3コースの君島秀三さんがツケマイ、内からは5コースの馬場さんがまくり差しと地元コンビに挟まれて3着でした。1着は馬場さん、2着は君島さんの滋賀ワンツーです。

 メチャクチャ悔しかったですよ。でも、ここで優勝戦1号艇を経験できたことは大きかったと思います。この経験が9月の徳山ダイヤモンドカップでのGⅠ初Vにもつながりましたからね。

 体調は1年365日ゼッコーチョー! 調子も徐々に上がってきていると思います。2節前の鳴門GⅠ68周年記念で優勝戦2着。もともと、この時期は調子いいんですよね。やっていることを変えているわけではないので、何でいいのか、は分からないんですけどね。この季節のコンディションにボクのペラ調整が合っているんですかね…。びわこは〝クセ〟のある水面ですけど、乗り手に〝クセ〟があるから問題ありません!

 ただ、びわこはまだ優勝がないんですよね。嫌い、苦手という意識は全くないんですけど…。まだ優勝していないのは桐生、平和島、多摩川、蒲郡、びわこ、からつの6場。全国24場制覇はメチャクチャ意識している記録です。そういう意味でもびわこで勝ちたいですね。

 今回は地元ベテランの吉川昭男さんも出場しています。昭男さんにはすごくかわいがってもらっているんですよ。ギャグセンスが素晴らしいんですよね。ボートの世界ではポンコツ会の林恵祐さんと並んでトップクラスの面白さです。昭男さんの次男の晴人くんが9月19日にボートレーサー養成所を卒業。11月にデビューします。昭男さんからも「よろしく」というラインをもらいました。昭男さんと一緒に走るのはすごく楽しみです。昭男さんと一緒に優勝戦に乗れたら最高ですね。
 
☆にしやま・たかひろ 1987年5月15日生まれ。福岡支部の97期生。2005年11月の若松でデビュー。2008年9月の若松で初優勝。2020年9月の徳山ダイヤモンドカップでGⅠ初優勝。同年12月にはグランプリ初出場で初優出。SG優勝は未経験。通算41V(GⅠ2V)。今年の獲得賞金額は5724万7532円(15位=10月1日現在)。座右の銘は「笑う門には福来る」。トーク力、開会セレモニーのパフォーマンスはボートレーサーの中でも随一。「ボート界のエンターテイナー」としてレースはもちろん陸に上がってもファンを楽しませている。