格闘技イベント「RIZIN」のケージ大会「TRIGGER 3rd」(4月16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で格闘技デビューする大相撲の元幕内貴源治こと貴賢神(24)が、新たな〝破壊予告〟だ。
31日はオンラインで練習を公開。アライアンスで指導を受ける高阪剛(52)とマススパーリングや相撲のような動きを取り入れて状態を確認した。
格闘技のトレーニングを開始してから約半年。貴賢神は「一生懸命やっていると体が覚えてくる。前回できなかったことができるようになったりとか、自然と体が動くようになってきています」と手応えを口にする。また、高阪が「(パンチの)破壊力がすごい」と話したが、本人は「(打撃だけでなく寝技の武器も)あると思います」と不敵な笑みを浮かべた。
課題のスタミナ面も自信を見せる。当初は「寝る、立つを繰り返したら、最初はそれだけ息が上がっていた」。相撲と格闘技の違いに四苦八苦していたようだが「今は慣れてきた。大丈夫だと思います」と語った。
そんな自身のデビュー戦は無差別級で関根〝シュレック〟秀樹(48)と対戦。柔術で数々の実績を残し、プロレスのリングにも立つ相手はジャーマンスープレックスを繰り出すこともある。しかし、貴賢神は「無理です。自分から取れるわけないと思います」ときっぱり。
さらに23日の会見で「顔面の骨を折ってKOします」とコメントした貴賢神だったが、この日は「ケージを突き破りたいですね」と〝標的〟を追加した。2人で体重計250キロ超。ケージが破壊されることはないと思うが、果たして…。