優勝を切符に〝堀口恭司に勝った男〟への挑戦なるか…。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)でのバンタム級トーナメントに臨む扇久保博正(34)が14日、オンラインで公開練習を行った。

 2分間のグラップリングスパーを行い、軽快な動きで腕十字や三角絞め、スピニングチョーク、リアネイキッドチョークなどを流れるように決めて順調な仕上がりをアピールした扇久保は「仕上がりはすごくいいです。(グラップリングスパーをやったのは)普通に動きを軽く見せようかと。ここでしっかり、栄光をつかみ取りたいです」と充実の表情で話した。

 大みそかはまず準決勝で井上直樹と対戦し、勝てば決勝で、朝倉海VS瀧澤謙太戦の勝者と対戦する。扇久保は2016年にUFCの登竜門的リアリティー番組「TUF」で決勝でまで進むもティム・エリオットに判定で敗れ参戦を逃した。一方、井上は翌年に日本人史上最年少でUFCと契約しており「ずっと戦いたいと思っていました。そうです。逆恨みです」と闘志をみなぎらせる。

 その井上について「自分がもらわず相手に当てるヒット&アウェーしてるなという感じです。距離は長くてそこが面倒かと思うんですけど、自分の距離で戦いたい」とキッパリ。前日の公開練習で井上が3ラウンド(R)判定も辞さずとしたことに「それなら逆に塩漬けにしてやろうかと思います。RIZINでやった中で僕みたいな選手はいないからやりづらいと思いますよ」と不敵に話した。

 トーナメントを制した上での来年目指したいものを問われ「2年くらい日本人と戦ってきたので、外国人選手と戦って結果を残したいです」と、RIZINと関係を強化している米格闘技イベント「ベラトール」への参戦に鼻息を荒くする。

 ベラトールでは3日のアンカスビル大会で堀口恭司がベラトール世界バンタム級王者のセルジオ・ぺティス(米国)に挑戦し逆転負けを喫しているだけに「堀口選手は少し動きが落ちているように見えました。ステップが前みたいに踏めていないなと思いました。ぺティスはうまく5Rの戦い方をしていると思いました。ぺティスと? 戦ってみたいです」と意気込んだ。

 RIZINバンタム級トーナメント覇者の称号を手に、王座挑戦はなるか―。