国際ボクシング協会(IBA)の会長選でロシア人のウマル・クレムレフ氏が再選し、大きな波紋を呼んでいる。
2020年に初選出されたクレムレフ氏は2期目の大役となるが、ウクライナ侵攻に対するロシアへの制裁が広がっており、IBAでも再選に反対の声が上がっていた。ところが対抗馬と目されていたオランダ人のボリス・ファンデルボルスト氏の立候補が認められないなど不可解な動きが出て再選が押し切られた。
英メディア「インサイドザゲームズ」は「クレムレフ会長の再選が物議を醸しており、ボクシングの五輪での未来に疑問が広がっている」と報道。IBAは2016年リオデジャネイロ五輪での不正判定疑惑などで組織運営が批判を浴びており、国際オリンピック委員会(IOC)は資格停止処分としている。そうした中でロシア人会長が〝疑惑の再選〟を果たしたことで、大きな波紋を呼んでいるのだ。
同メディアに対してIOCは「IBAの総会を取り巻く出来事、特に選挙は注意深く分析しなければならない。IBAのガバナンスに関する疑問が深まっている」と異例の声明。さらに「国営企業ガスプロムへの財政的依存を含む、さまざまなIOCの懸念が解決されていない」とロシアとの〝蜜月関係〟を危惧している。
IBAは親露路線を突っ走ることになるのか。今後の動向が注目される。












