立ち技メガイベント「THE MATCH 2022」(19日、東京ドーム)に臨むK―1のベテラン・山崎秀晃(35)が必勝を誓った。

 RISE・原口健飛(24)との対抗戦に向け「自分がやってきたことをやれば間違いなく勝つことができる」と自信をのぞかせつつ「KO? それしか狙ってないです。相手が誰で会場がどうであれ、自分を出して大爆発させます。みんなでK―1の強さを証明したい」と語気を強めた。

 そんな山崎の闘争心を刺激するのが、東京女子プロレスで3月にプロレスデビューした長野じゅりあだ。ユーチューブでコラボするなど交流があり、バックブローを伝授したこともある。

 女優、看護師、プロレスの〝三足のわらじ〟でで活躍するじゅりあを「僕もいろいろやりたいタイプで『二兎追うものは三兎目が現れる』っていう思いでやっているんで。それを地で行くじゅりあさんは素晴らしいですよ。負けてられないし、刺激になります」とリスペクトする。

 また、所属の「相模大野KREST」のチームメート・武尊はメインで那須川天心との「キック頂上決戦」に臨む。山崎は「武尊がいたからこそ今回の大会が実現しましたから。彼が引っ張っていくことで新生K―1も盛り上がったわけですし」と語る。

 2014年に那須川との対戦が浮上してから葛藤する盟友の姿を見てきた。「ちょっとかわいそうだなというのを近くで見て思うこともありました。言いたいことも言えないし、勝つ自信もあるのに…という。それでも武尊は『いつかいつか』と思いながら頑張ったと思う」。チームで全勝という目標に向け一丸で対抗戦に臨む。