人気アイドルグループ「乃木坂46」の生田絵梨花(24)が15日、神奈川・横浜アリーナで卒業コンサートを開催した。

 生田は2011年8月に1期生として加入。全28枚のシングルのうち、27作で選抜入りし人気メンバーとして活躍する一方で、女優として「レ・ミゼラブル」など本格ミュージカルに多数出演。19年には大衆演劇の舞台で優れた業績を示した俳優らを表彰する「菊田一夫演劇賞」を受賞し、アイドルの枠を超えた活躍を見せてきた。

 アンコールで、白いドレス姿でステージに登場。「今日は私の乃木坂46しての最後のステージになります。アンコールが終われば、ファンの皆さんともお別れです」とあいさつ。年内での卒業を予定しているが、ステージで温かい拍手を浴びる最後の姿を惜しんだ。

「10年続けてこられるとは加入した当初は思ってもみませんでした」と告白。いつも明るい笑顔を見せてきたが、「今でこそ楽屋でテンション高いとか言われるけど、最初のころはメンバーも絡みづらいと思ってる人もいただろうし、初めて後輩が入ってからも絡みづらいくてあまり助けてあげられなかったかなと悔いもあります」と振り返った。

 それでもメンバーと濃い月日を共にする中でいつも笑いながらしゃべる姿が当たり前に。心を許す関係性を築けたことに「乃木坂46が大好きでたまらない。この活動は楽しいことばかりではなくて、つらいこともたくさんあったはずだけど…。当たり前にあった日常がなくなのはすごくすごく寂しいです」と打ち明け、ファンやスタッフ、後輩たちへの感謝を述べた。

 今年10周年を迎えた乃木坂46。当初33人いた1期生も生田、秋元真夏、齋藤飛鳥、星野みなみ、和田まあや、樋口日奈の6人となった。

 生田は「1期生は私が無駄絡みをしているときは迷惑そうに対応するけど、一番弱ってるときはそっと寄り添ってくれた。こんな温かい人に囲まれたから10年間過ごしてこれた。すべての人に感謝したいです。本当に10年間ありがとうございました」と涙を見せた。

 その後、生田は卒業曲「歳月の轍」をピアノで弾き語り。メンバーが登場し、生田のピアノ伴奏でグループの名曲「君の名は希望」を歌唱した。

 苦労を共にした秋元から手紙で思いを伝えられると、生田は「外からみんなのことをファンとして応援してるからね!」と約束。1期生らメンバーと何度も何度も涙ながらに抱き合っていた。

「乃木坂に入ってよかったと心から思っています。これからも乃木坂46をよろしくお願いします」とラストステージを締めくくり、後方の階段を上って「またきっとどこかで会えますように。10年間ありがとうございました。またね~」と笑顔と涙で別れを告げた。

 7年連続7回目の出場となるNHK紅白歌合戦にも出演する予定。卒業後は主に女優として活動する意向で、来年5月には東京・日生劇場で上演されるミュージカル「四月は君の嘘」への出演も決まっている。